1: のーみそとろとろφ ★ 2013/05/04 10:18:35
スマートフォン(高機能携帯電話)市場で
アップルやグーグルに大きく水をあけられているフィンランドの携帯電話大手ノキアが、
機能を絞り込んだ携帯電話を超低価格で販売する戦略に軸足を移し、復活を図っている。
ノキアはインドや中国など新興国の携帯端末市場に従来型携帯の新製品「ノキア105」を大量投入。
同製品はストレート型でスマホに比べ機能は限定されるとはいっても、
カラー液晶画面でプリインストールのゲーム、ラジオが楽しめ、防塵・防水のうえ非常時に懐中電灯としても使える。
メールで健康アドバイスが受けられるのがセールスポイントという。
ノキア105の価格は20ドル(約1960円)。スマホ製品はだいたい500ドル以上で販売されており、
それに比べれば超低価格といえる。アップルの「iPhone(アイフォーン)」の価格を97%下回る設定だ。
ノキアは同製品を浸透させることで同社ブランドの知名度確立を目指しており、
かつて圧倒的なシェアを維持していた従来型携帯市場での巻き返しを図る構え。欧州域でも間もなく発売の予定という。
ノキア105は同社史上最も安価な携帯電話であるにもかかわらず、
同社の社運を担う重要な製品と位置づけられている。
従来型携帯の売り上げが下落傾向にあるなか、廉価機種の投入が失敗に終われば、
アイフォーンやグーグルのアンドロイド製品に挑戦するための資金源の枯渇を招くことになる。
ノキアが4月18日に発表した1~3月期決算によると、従来型携帯の販売台数が前年同期比21%減の5580万台にとどまった。
携帯全体の販売台数は、アナリスト予想を1100万台下回った。
ノキアの12年の携帯の販売台数は3億3600万台。このうちスマホが占める割合は1割ほどで、
従来型携帯は利益の31%を占める。
ノキアはかつて携帯市場でおよそ50%のシェアを占めていた。
2007年にアップルがアイフォーンを投入して以降、ノキアの株価は80%以上下落した。
同期間にサムスン電子の株価は154%上がり、アップルは4倍に上がっている。
アイフォーン、アンドロイド端末の需要拡大でスマホ市場は急成長を遂げたが、
その一方で、世界の携帯端末市場全体では、いまだに従来型携帯電話の販売台数が半分以上を占める。
つまり従来型携帯市場でも今後、多大な利益を得られる可能性があるとみられる。(ブルームバーグ Adam Ewing)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130504/bsj1305040710000-n1.htm
フィンランド・エスポーのノキア本社。同社は機能を絞り込んだ従来型携帯電話の新製品で、
スマホ全盛の携帯市場での復活をめざしている(ブルームバーグ)
NOKIA 105
http://www.nokia.com/global/products/phone/105/
アップルやグーグルに大きく水をあけられているフィンランドの携帯電話大手ノキアが、
機能を絞り込んだ携帯電話を超低価格で販売する戦略に軸足を移し、復活を図っている。
ノキアはインドや中国など新興国の携帯端末市場に従来型携帯の新製品「ノキア105」を大量投入。
同製品はストレート型でスマホに比べ機能は限定されるとはいっても、
カラー液晶画面でプリインストールのゲーム、ラジオが楽しめ、防塵・防水のうえ非常時に懐中電灯としても使える。
メールで健康アドバイスが受けられるのがセールスポイントという。
ノキア105の価格は20ドル(約1960円)。スマホ製品はだいたい500ドル以上で販売されており、
それに比べれば超低価格といえる。アップルの「iPhone(アイフォーン)」の価格を97%下回る設定だ。
ノキアは同製品を浸透させることで同社ブランドの知名度確立を目指しており、
かつて圧倒的なシェアを維持していた従来型携帯市場での巻き返しを図る構え。欧州域でも間もなく発売の予定という。
ノキア105は同社史上最も安価な携帯電話であるにもかかわらず、
同社の社運を担う重要な製品と位置づけられている。
従来型携帯の売り上げが下落傾向にあるなか、廉価機種の投入が失敗に終われば、
アイフォーンやグーグルのアンドロイド製品に挑戦するための資金源の枯渇を招くことになる。
ノキアが4月18日に発表した1~3月期決算によると、従来型携帯の販売台数が前年同期比21%減の5580万台にとどまった。
携帯全体の販売台数は、アナリスト予想を1100万台下回った。
ノキアの12年の携帯の販売台数は3億3600万台。このうちスマホが占める割合は1割ほどで、
従来型携帯は利益の31%を占める。
ノキアはかつて携帯市場でおよそ50%のシェアを占めていた。
2007年にアップルがアイフォーンを投入して以降、ノキアの株価は80%以上下落した。
同期間にサムスン電子の株価は154%上がり、アップルは4倍に上がっている。
アイフォーン、アンドロイド端末の需要拡大でスマホ市場は急成長を遂げたが、
その一方で、世界の携帯端末市場全体では、いまだに従来型携帯電話の販売台数が半分以上を占める。
つまり従来型携帯市場でも今後、多大な利益を得られる可能性があるとみられる。(ブルームバーグ Adam Ewing)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130504/bsj1305040710000-n1.htm
フィンランド・エスポーのノキア本社。同社は機能を絞り込んだ従来型携帯電話の新製品で、
スマホ全盛の携帯市場での復活をめざしている(ブルームバーグ)
NOKIA 105
http://www.nokia.com/global/products/phone/105/
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